ソーシャル・イノベーション・スクールで「SDGsの本質とイノベーション」について講義 [5月19日]

社会課題をイノベーションの力で解決できる人材を育成している「クリエイティブ・レスポンス–ソーシャル・イノベーション・スクール(CR-SIS)」。一橋大学名誉教授/法政大学大学院教授の米倉誠一郎氏を学長に、2020年から、企業のCSR/SDGsおよび事業戦略・ブランド戦略担当者やソーシャルビジネスで起業を考えている方々を対象とした、約半年にわたる講義とディスカッションのクラスを提供されています。

このCR-SISの第7期の講義(5月19日)にSHIPの運営責任者である小原愛が3度目の登壇をさせて頂きました。当日は仙台校に伺い、「SDGsの本質とイノベーション」と題して、SDGsは単なるキャッチフレーズではなく、ゴール・ターゲット・指標(KPI)の三段構造で測定可能な目標であるところに特徴があること、そこまで見るとイノベーションの機会が見えてくること、SDGsを達成するためにはイノベーションの興し方を知ることが必須であること、また、ISOで定義されたイノベーション活動(ISO56002)の考え方に沿ってSDGsの達成をめざしているUNDPと日本企業の連携プロジェクトの事例などをお話ししました。

当日は、東京・名古屋・大阪・広島・福岡などからのオンライン参加も含め、高校生・大学生から、教員、起業家、ビジネスパーソンまで幅広い方々約90名に講義を聞いて頂き、講義後にはオンラインで活発なディスカッションもさせて頂きました。

受講者からは「イノベーションはInvention × Insightであり、経済的かつ社会的価値を生み出すということ。言い換えれば、経済的価値を生み出すことができない社会課題解決は継続することが難しいので、社会課題解決に取り組む上では経済的価値を生み出すことから逃げてはいけないということと理解した」「SDGsの232の指標まで深く読み解くことでビジネスの種を見つけることができるということを学んだ。SDGsは、いつもさらっと目を通すことしかしなかったので、時間を取って読んでみたいと思う」「SDGsを率先してビシネスとして利用するべきだという考えはとてもよいと思った。講義ではイノベーションの起こし方を知るとともに、新しい価値を世の中に生み出すビジネスを目指す上で、私たちは、1人ではなく皆と力を合わせて、生の課題を発見し、生の課題を把握する、そうすることでさまざまなコンセプトの幅が広がるということがわかった」など熱心なコメントを頂きました。

SHIPは、このように外部の多くの組織・団体と繋がって、イノベーションを通じたSDGsの達成に向けた活動を進めています。

   
仙台校での講義の様子       オンラインで結ばれた東京校

   
同じく大阪校           同じく福岡校

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