[オーストラリア] プラスチックゴミによる海洋汚染
2018年11月9日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:SHIP
分野・テーマ:
- 生態系
- 海洋
- 廃棄物・汚染
場所:地域:アジア・太洋州諸国 国:オーストラリア 市町村:
関連SDGs
課題・ニーズ
オーストラリアでは毎年300万トンのプラスチック(レジ袋、ストロー等)が製造され、その内13万トンが最終的に海に流れ着いている。実際、2016年から2017年にかけてオーストラリアの海岸沿いに流れ着いたゴミの75%はプラスチックとなっている。 流れ着くゴミ以外でも、オーストラリアでは1日で100万のレジ袋が使用されており、プラスチックゴミ削減を目指すオーストラリア政府は2018年7月よりレジ袋の使用を禁止したが、既に海に捨てられているゴミを回収する必要もある。実際、頻繁にボランティアによるゴミ拾いが行われており、2016年には260万個のプラスチックゴミが拾われたが、より効率的にプラスチックゴミを削減する対策が求められている。
課題に関する考察・その他
オーストラリアでは「The Seabin Project」という、海用のゴミ箱を設置するプロジェクトが2015年より開始している。Seabinという装置を海面に設置し、近くに浮かんでいるゴミを海水ごと吸い込み、下から海水だけを放出する。1日で1.5kgのゴミを回収することができ、プラスチックは当然ながら油や2mmのマイクロプラスチックも回収することが可能となっている。
出典
The Guardian :The great Australian garbage map: 75% of beach rubbish made of plastic
https://www.theguardian.com/environment/ng-interactive/2018/apr/18/the-great-australian-garbage-map-75-of-beach-rubbish-made-of-plastic
関連サイト
https://www.seabinproject.com/