[インド] 急激な人口増によるごみ問題と衛生問題
2018年9月5日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:SHIP
分野・テーマ:
- 生態系
- 衛生
- 廃棄物・汚染
- まちづくり
場所:地域:アジア・太洋州諸国 国:インド 市町村:アッサム地方
関連SDGs
課題・ニーズ
人口増加が急激に進むインド アッサム地方。このインドの極東北エリアにおいて、現在、生活人口の増加によるゴミ問題が深刻になっている。特にプラスチックごみの増加については、毎年38.86トンもの廃棄プラスチックが発生しており、紅茶の産地としても名高い当地域の自然環境にたいして、直接的または間接的に悪影響をおよぼしている。当該地域にある技術的または資金的なハードルをクリアしつつ廃棄プラスティックをリサイクルできる仕組みが必要とされている。
課題に関する考察・その他
ペットボトルなどのプラスティック廃材を再利用することで作れる安価で軽量な建築材(ブリック)を開発。インドは、屋外排泄習慣という深刻な問題もあり、人口増加はゴミ増加だけではなく、公衆衛生を悪化させる人々の習慣の改善が一層の緊急課題となっている。このブリック建材は、ごみ再利用と同時に、トイレ設置のない家屋に、家庭用トイレを安価に迅速に設置するため有効な建材としても期待されている。
<SHIP事務局考察>
発展途上地域において、特定の地域に人口が集中することによっておこる複数の負の効果、ここではすなわちごみ問題による環境破壊や悪しき習慣や行為による当該地域の衛生環境悪化などの問題を一つのアクションで解決または向上に導いている例
出典
Sustainable Development Solutions Network "The Youth Solutions Report"
関連サイト
http://www.youthsolutions.report/