[サハラ以南アフリカ] エネルギー需要に対する外国投資の落とし穴

2018年6月13日に投稿された課題

投稿者:SHIP Secretariat

所属:SHIP

場所:地域:サハラ以南アフリカ 国: 市町村:

関連SDGs

課題・ニーズ

 サハラ以南のアフリカ各国は電気へのアクセスが35%と、世界で最も電化率が低い地域である。SDGsのゴール7に「2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスの確保」が掲げられていることも追い風に、サハラ以南のアフリカ各国への電力分野への海外投資が加速しており、同分野への開発援助資金の投入は過去10年で6倍に増加している。

 外国民間企業の投資も伸びており、この地域では政府の電力への支出は25%以下にとどまっている。電力需要に対応することは非常に重要な一方で、目に見える短期的な結果を求める海外の開発援助、SDGs、民間企業による投資は同時に多くの課題も生み出している。 長期的にみた持続可能なアフリカの電力分野の発展のためには、国内の企業への機会創出を促し、かつ地方における電力アクセスの向上が求められている

課題に関する考察・その他

 いかに長期的な視点を持った取り組みができるかが重要である。

 例えば、アフリカの人口は2050年には25億人、2100年には40億人まで増加するという統計がある。短期的な成果による援助の効率化や企業の参入も重要な一方で、SDGsのスローガンである「誰をも取り残さない」開発を行うことが格差の是正や持続可能な発展への道を開くこととなるだろう。

出典

http://www.responsiblebusiness.com/news/africas-news/foreign-investment-no-easy-fix-africas-energy-needs/

関連サイト

参考資料