[フランス] 規格外農産物の破棄
2018年5月11日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:SHIP
分野・テーマ:
- 農業・漁業
- 食料・栄養
場所:地域:欧州・中央アジア 国:フランス 市町村:
関連SDGs
課題・ニーズ
世界生産される野菜や果物の45%が毎年破棄されています。一方で、ヨーロッパでは約半分の人が1日に必要な量の野菜や果物を食べておらず、ビタミンやミネラル不足に繋がっています。
このような現状を受け、フランスでは2016年5月からスーパーによる食料廃棄が法律で禁止され、廃棄される予定だった食品はフードバンクなどの援助機関に寄付されることが義務付けられています。しかし、一度店頭に並んだ食品の廃棄は減りますが、規格外野菜などの廃棄は引き続き行われています。
課題に関する考察・その他
フランスで3番目に大きいスーパーマーケットであるIntermarcheは規格外の野菜や果物を「Inglorious Fruits and Vegetables」(不名誉な野菜と果物たち)というキャンペーンを通して1.2トン販売することに成功。
通常であれば店頭に並ぶことのない形がユニークな野菜を、規格内の野菜の隣に陳列し、価格を3割引で販売。また、見た目が悪くても味は変わらないことを証明するために規格外の野菜を使ったジュースやスープを試食提供。
出典
http://itm.marcelww.com/inglorious/