[アフリカ] 女性のICTスキル不足とアクセス機会の欠如
2017年12月15日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:
分野・テーマ:
- 女性・ジェンダー
- 教育
- 技術教育・職業訓練
- ICT
場所:地域:サハラ以南アフリカ 国: 市町村:アフリカ全土
関連SDGs
課題・ニーズ
2016年世界銀行は、女性が直面している3つの開発課題は次の3つとして発表しました。
1. 貧困
2. 女性に対する暴力
3. ICTへのアクセススキル
特にアフリカでは、男女の機会ギャップは大きく、例えばサブサハラアフリカ地域において、女性のほうが男性と比較して45%(約2億人)もインターネットのアクセス機会が少ないと言われています。もし、このまま何も手を打たなければ、2020年時点でアフリカ全体で女性の71%がICTへのアクセスがない状況になるとも予想されています。
デジタル化が急速に進む世界において、ICTスキルがあることは特別なことでなく、当たり前のことになるでしょう。最低限必要な生活水準です。女性の経済的なエンパワーメントを促進することは、幼少の頃からICTスキルを育てることから始まると思います。
現在、アフリカの学校で、ICTの環境もデジタルスキルも乏しい理由として、文化的な障壁やロールモデルの不在、訓練と就労の機会の不足も上げられます。
課題に関する考察・その他
ICTへの関心を高め、教育を広げていく一つのアイデアとして、11歳から15歳を対象に、コミックブックの開発行い、そのコミックブックを通じて、主人公がどのようにICTスキルを高めていくかを女の子たちに伝えていってはどうでしょうか。
最終的にその主人公が女の子たちのロールモデルとなり、ICTを使ってどのように生活の向上を図っていくかがイメージできるようになると考えます。
また、関連したオンライントレーニングプログラムにより、実際にICTスキルの向上を目指してはどうでしょうか。
トレーニングは3つのレベルで構成されます。
1. 初心者 - どのようにインターネットを使うか、メールを打つか、ワード等のオフィスソフトの使い方を訓練します。
2. 中級レベル - コードの使い方を学びます。
3. 上級レベル - バーチャルリアリティやロボットに関する知識や技術の取得までスキルを広げます。
出典
UNLEASH EducationTeam29