[日本] 生活用水の使用量が世界平均の2倍
2017年11月13日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:SHIP
分野・テーマ:
- 水
- まちづくり
場所:地域:アジア・太洋州諸国 国:日本 市町村:
関連SDGs
課題・ニーズ
東京都水道局が2012年に行った調査によると、日本人が1日に使う生活用水の使用量は平均290リットルであり、世界平均の約2倍の量を使用している。生活用水のうち、40%は風呂、22%はトイレ、17%は炊事、15%は洗濯に使われている。
日本の年間降水量は世界平均の2倍の1,718mmだが、国の面積が比較的小さい上に人口も多いため、一人あたりで換算すると世界平均の4分の1になってしまう。また、1965年から2000年までの間に生活用水の使用量の合計が約3倍に増えており、1998年をピークに緩やかに減少しているが、依然世界平均よりも使用量が多くなっている。つまり、一人あたりの生活用水の使用量は世界平均より多いが、降水量は世界平均より少なく、今後はより持続可能な水の使用が求められる。
課題に関する考察・その他
様々なスタートアップ企業は日常生活の習慣を変えずに水の使用量を減らそうと試みている。
米国のNebia社はシャワーの際に水の使用量を70%削減するシャワーヘッドを開発。通常のシャワーヘッドに比べ10倍以上の表面積を有し、水を数百万の細かな水滴に霧化する。
スウェーデンのOrbital Systems社はリサイクル型シャワーを開発。シャワーで使用した水をその場で浄化して再利用できる。また、熱をまだ帯びている水を再利用する事で一から冷たい水を温めなおすよりも少ないエネルギーでお湯にすることができ、エネルギー削減にも繋がる。
出典
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/mizukokudo_mizsei_tk2_000014.html
関連サイト
https://nebia.com
https://orbital-systems.com/