[エチオピア] 身体障がい者の深刻な健康問題
2017年11月10日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:SHIP
分野・テーマ:
- 保健・医療
- 教育
- 雇用・労働
- インフラ・交通
- 安全・セキュリティ
場所:地域:サハラ以南アフリカ 国:エチオピア 市町村:
関連SDGs
課題・ニーズ
身体障がい者の中には、足が全く機能せず、手を使って歩行し、そのことが原因でさらに状況が悪化し、感染症や他の重大な病気に掛かってしまう人が少なくない。2015年のWHOのデータによると、世界では、約7000万人の人が何等かの障がいを持っており、そのうちの殆どが途上国の農村部に住んでいる。農村部には、適切な保健医療サービスがなく、あっても非常にアクセスしにくい状況だ (ILO, 2013)。中でもエチオピアはアフリカの中でも最も障がい者が多いと言われており、その数は人口の17.6%にあたる150万人にも上る(CBM, 2015)。足に障がいを持つ人はそのうちの23%だ(DCDD 2017)。多くが貧困に直面しており、車いすや松葉杖といった移動に最低限必要な手段にも手が届かない。農村部のインフラも整っていないため、身体障がい者には厳しい生活環境となっている。この問題はエチオピアのみならず、多くの地域にも当てはまることだ。エチオピアでの解決策を切っ掛けに世界中の障がい者が暮らしやすい世の中を目指すべきだ。
課題に関する考察・その他
手で歩行する足の障がい者用に、手を危険から守る手袋があると良いのではないか。それも安く現地の素材で作ることができ、かつネットのプラットフォームも作り、そこで障がい者同士が繋がり、手袋を作る職の機会が生まれたり、お互いの悩みを打ち明けることができれば、彼らの生活の質も向上するのではないだろうか。
出典
UNLEASH HealthTeam23