[ネパール] 水不足と水質汚染
2017年10月20日に投稿された課題
投稿者:SHIP Secretariat
所属:SHIP
分野・テーマ:
- 水
- 衛生
- 廃棄物・汚染
- インフラ・交通
場所:地域:アジア・太洋州諸国 国:ネパール 市町村:カトマンズ
関連SDGs
課題・ニーズ
ネパールのカトマンズでは、ヒマラヤ山脈の雪解け水が豊富にあるにも関わらず、慢性的な水不足と水質汚染に悩まされている。ネパール中央統計局データによると、5世帯に1世帯が水インフラが家に届いていない状態に置かれており、全体の 2/3世帯が十分な水の供給を得られていないという。その原因は、政治的な混乱や煩雑な利水計画、周辺農村から首都カトマンズへの大規模な人口流入等、様々な問題が複雑に絡み合っている。結果、社会的、経済的に弱い立場の人々にとって、清潔な水の入手が困難な状況が生まれている。 水質汚染も深刻で、河川敷での火葬、廃棄物や下水が河川へ投棄されるため、衛生的ではない。
水不足を解消するために、タンクで水を運んだり、地下水をくみ上げるビジネスも行われているが、それらの水には有害金属物質が含まていることも多く、本当に安全かどうかも危惧されている。
課題に関する考察・その他
上下水インフラを整えるだけではなく、周辺の衛生環境を整えるために、ゴミ問題や河川敷での火葬を見直すなど、社会的・文化的な背景にも焦点を当てて、解決策を考えるべき。
出典
「Kathmandu: a city within sight of glaciers struggles with water crisis」
https://www.theguardian.com/sustainable-business/2015/apr/09/kathmandu-nepal-city-glaciers-water-crisis?CMP=share_btn_tw
関連サイト
Troubled Water「https://www.youtube.com/watch?v=PyPJXW3nJkY&t=52s」