[ナイジェリア] 薬品偽装による健康被害

2017年10月3日に投稿された課題

投稿者:SHIP Secretariat

所属:

場所:地域:サハラ以南アフリカ 国:ナイジェリア 市町村:

関連SDGs

課題・ニーズ

世界保健機関(WHO)によると、世界の製薬市場のほぼ半分が、偽造されており、抗マラリア薬の偽造品だけでも、アフリカで年間12万人以上の死者が出ていると言われている。特に、 ナイジェリアで販売されている医薬品の70%以上が偽造薬であることが報告されている。 患者は治療効果を期待して薬を購入するが、残念ながら購入時に本物と偽物を区別することはできない。 そのことが、気付かないうちに、抗菌薬耐性、マラリアの治療不全、HIV / AIDS、結核、乳幼児・妊産婦死亡率の上昇に繋がってしまう。

偽造薬のせいで、患者は治らないのに薬を買い続けることになり、人によっては死ぬまで薬代を払うことになる。そのため、患者には、きちんと治療効果を得ることができる良質で適正な価格の薬が必要である。 また、偽造薬は毎年2000億米ドル以上の損害を製薬メーカーに与えていると言われている。メーカーは、偽造薬から自社のブランドを守り、信頼性と信頼性を保ちたいと思っている。

課題に関する考察・その他

偽造薬かどうか、真正性を患者に直接知らせることができれば、患者の負担も減り、人生を台無しにすることが避けられる。
また、それが実現できれば、正規の製造業者のコスト削減やレピュテーションリスク回避にも繋がる。

出典

UNLEASH Team19 of Health

関連サイト

参考資料