[ウズベキスタン] 農業生産性や農産物マーケティング向上の必要性

2017年6月5日に投稿された課題

投稿者:Alisher ERGASHEV

所属:Queensland Government Department of Agriculture and Fisheries, Australia

場所:地域:アジア・太洋州諸国 国:ウズベキスタン 市町村:タシケント

関連SDGs

課題・ニーズ

1991年以来、ウズベキスタンの農業生産は拡大しています。その結果、果物や野菜の一人当たり国民の供給が2倍以上の400グラムと日々の推奨量を超えています。それにもかかわらず、個々のレベルでの果物や野菜の摂取量は気候の影響などにより不十分なままです。野菜の摂取量は、年齢や市場価格の上昇に伴って低下しますが、収入増加、栄養に関する知識が上がれば上昇します。

 農家は生産性向上やマーケティングに関する知識は十分とはいえません。農家の主なリスクは、電力不足、需要の低迷、不十分なマーケティングノウハウ、不完全な流通、および信頼できる情報へのアクセスなどがあります。

課題に関する考察・その他

貿易自由化政策と金融へのアクセスの改善だけでなく、国家による計画生産システムの放棄の必要性があります。また、政府による農家の専門的な訓練システムやの栄養に関する公共キャンペーンの必要性があります。

労働集約的な農業の技術革新が必要とされているが、取引習慣の改善、貯蔵施設の改善による収穫後の損失の削減、温室の安定したエネルギー供給の代替的手法の確立、収穫の季節性の平滑化などの対策、農業に関する法律の適正化、農産物取引市場の情報システムの整備も必要です。

出典

Ergashev, A. (2017). Analysis of Fruit and Vegetable Supply, Demand, Diet Quality and Nutrition in Uzbekistan (PhD dissertation). Center for Development Research, University of Bonn.

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参考資料