2018年も残すところあと十数日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。さて、
SHIPニュースレター [Vol.11]をお届けします。ご好評をいただいているSHIP
主催の「SDGsビジネスプログラム【導入編】」については、来年1月、2月の
開催日も決定しました。まだ参加されたことがない方は、ぜひこの機会に参加
をご検討下さい!
■ CONTENTS ■ ===========================================
【SDGs X ビジネス最新情報】
2025年大阪・関西万博決定と「SDGs達成」に向けたビジネスの創出
【SHIPプログラムご案内】
1/17(木)& 2/19(火)開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】
【From UNDP】来日したUNDP総裁、企業との連携強化に期待!
【From JIN】
ICTで安心して出産できる世界を目指して~メロディ・インターナショナル~
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【SDGs X ビジネス最新情報】
2025年大阪・関西万博決定と「SDGs達成」に向けたビジネスの創出
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11月23日、2025年の大阪・関西万博(以下、大阪万博)の開催が決定しまし
た。大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。そして、誘致
に際して、とくに強く打ち出されてきたのが、「SDGsの達成」です。
万博の目的は「人類共通の課題解決に向けて世界の英知を集め、新たなアイ
デアを創造、発信する」ことですが、これまで、人々の生活を便利にする多
くの新しい技術やアイデアが、万博をきっかけに生まれてきました。
1970年の大阪万博で、「動く歩道」がはじめてお目見えし、「携帯電話」や
「電動自転車」の原型が展示されたのは有名です。また2005年の愛知万博で
は「次世代ロボット」や「ICチップ」など現在のIoTを支える技術が世に広ま
りました。
2025年の大阪万博に向けては、人々の生活を便利にするだけでなく「SDGs
達成」を目指した新たなアイデアの創造・発信が期待されますが、それを業
界横断、そして若い力を結集して実現しようという様々な動きが出てきてい
ます。
例えば、2017年に万博誘致の一環で立ち上げられた「2025未来社会デザイン
会議」では、企業の若手社員から、SDGsをテーマにビジネスアイデアを募集。
そこから「個人個人に合わせた予防医療」や「クリーンエネルギーのシェア
リングサービス」など、2025年に向けた多くの新しいビジネスアイデアが生
まれました。
また、SDGsの達成のため、関西から新たな取り組みを創出しイノベーション
を起こすことを目的に2018年1月に設立された「関西SDGsプラットフォーム」
には、これまでに500近くの民間企業、NPO、大学・研究機関、自治体・政府
機関などが参画。ここでも、調理師専門学校、スタートアップ企業、金融機関
や大学等が連携し「食による地域おこし」と「災害支援」を融合させた「フー
ドトラックプロジェクト」が誕生するなど、今までにないビジネスモデルが生
まれつつあります。
2025年大阪万博に向けて、大阪・関西を中心としたこのような動きが日本全国
に広がり、「いのち輝く未来社会」と「SDGs達成」に向けた日本発のビジネス
が活発に生み出されていくことが大きく期待されます。SHIPもそれに向けけて、
活動の幅を広げていく計画です。
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【SHIPプログラムご案内】
1/17(木)& 2/19(火)開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】
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[日時] 1月 17日(木)19:00-21:00(+ネットワーキング約30分)
2月 19日(火)19:00-21:00(+ネットワーキング約30分)
※各回、同じ内容です
[会場] 以下のいずれか(1週間前にお申込み者にご連絡します)
Japan Innovation Network(千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー)
31VENTURES Clip ニホンバシ(中央区日本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル)
[アジェンダ](予定)
1.インプット (40分間)
・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策
・イノベーションとは?イノベーションを興すプロセス
・SDGsはなぜイノベーションの機会か?
2.ワークショップ(80分間)
・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰する
・SDGsから解くべき課題を抽出する
・課題を解決するビジネスソリューションを考える
ネットワーキング(30分間)※飲み物と軽食を囲んで
[参加費] 4,000円+税
[申込方法]
次のサイトより参加費をお支払い(クレジットカード、もしくは、コンビ
※現金でのお支払いを希望される場合は、「プログラム名、開催日、
会社・組織名、ご所属・肩書、お名前、電話番号」を記載の上、
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【From UNDP】来日したUNDP総裁、企業との連携強化に期待!
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11月末にアヒム・シュタイナーUNDP総裁が来日し、政府高官、企業幹部等
と持続可能な開発に向けた共創について意見を交換しました。
シュタイナー総裁は世耕弘成経済産業大臣とも面会し、SDGs達成に向けて
民間企業が果たす重要な役割について協議しました。さらに、民間企業との
連携によってSDGsの達成を加速させるため、経団連との間で覚書を締結し
ました。また、経済同友会ともSDGs達成やアフリカ開発に向けた意見交換
を行ったほか、東京大学とも包括連携協定を締結し、SDGsの達成に向けて
学術界も伴ってSDGsを促進していくことを確認しました。
今回の訪日では「日本の産官学含めあらゆる場面でSDGs達成への熱意を感
じた」とシュタイナー総裁。UNDPと経団連で共催したシンポジウムでは、
150名以上の来場者に向け、「SDGsは社会及び環境の将来の姿であると同時
に、経済の将来と密接に関わっており、企業活動と直結するものである」と
述べました。このシンポジウムでは、UNDPが主導するインクルーシブ・ビ
ジネスのイニシアティブBusiness Call to Action (BCtA)のメンバーである住友
化学、旭化成、ユニ・チャームがそれぞれSDGsに寄与する実践事例を共有
しました。また、最後にはJETROとJICAより、SDGsビジネス支援事業の説
明があり、SDGsをビジネスに組み込もうとする参加者に向けて、市場機会・
実践例・支援体制を一貫して紹介する機会となりました。
UNDP駐日代表事務所プレスリリース(2018/11/28)
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【From JIN】
ICTで安心して出産できる世界を目指して~メロディ・インターナショナル~
JINが審査委員を務めたイノベーションコンテストでSDGs賞を受賞!
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お腹の赤ちゃんの心拍を測定し健康を確認することは先進諸国では当たり前
の医療行為ですが、開発途上国では10%以下といわれています。また、先進
国では高齢出産が増える一方、産科医は減少傾向にあり周産期医療の負担軽
減は大きな課題になっています。
JINが審査委員を務めたNTTデータ主催の「第8回豊洲の港からオープンイノ
ベーションコンテスト」で、メロディ・インターナショナル 株式会社の小型
の胎児心拍計を使った周産期母子遠隔診療サービス「Melody i 」が、SDGs
3.1(妊産婦死亡率低減)、SDGs 3.2(新生児死亡率低減)に寄与すること、
また健康系データ活用ビジネスとしての可能性が高く評価され、SDGs賞を
受賞しました。
メロディ社では薬事認証を取得した、従来の病院据え置き型の大きな測定機
器に比べて小さくて使いやすい胎児心拍計を使うことで、 妊婦が病院に行か
なくても医師が胎児の様子を診察することを可能にしました。タイ、南アフ
リカ、日本の医療機関と実証テスト済みです。日本国内で年間100万の出産、
世界で1億4千万出産を支えるべく、まずは先進国アッパーミドル層 (年間
2240万出産)をターゲットに、普及を目指していく予定です。