2020.7.31 SHIPニュースレター [Vol.20] COVID-19による「教育格差」の緊急是正を!

SHIPニュースレターVol.20をお届けします。いつもならば子どもたちが夏休みを楽しむ声が聞こえる賑やかな時期ですが、今年はだいぶ様子が違います。今回【SDGs xビジネス最新情報】では、そんな子ども達の未来を守るための「教育」がテーマです。UNDPからは、COVID-19やSDGsに関連する様々な取り組みへの参加のお誘いを紹介していますので、ぜひご覧下さい。

 

■ CONTENTS ■======================================

【SDGs xビジネス最新情報】

COVID-19による「教育格差」の緊急是正を!

【From UNDP】

8/3(月)〆切!「パキスタンの水資源保全に関するワークショップ・チャレンジコンペティション」

9/22~24オンライン開催(国連総会会期中)「The SDG Action Zone」への参加申込受付中:8/3(月)〆切

「ビジネス・ガイド 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」発表 

「技術アクセス・パートナーシップ(TAP)」が発足  

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【SDGs xビジネス最新情報】

COVID-19による「教育格差」の緊急是正を!

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世界中が依然として闘いの最中にある新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。国連のグテーレス事務総長は7月14日、「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム」において、「COVID-19危機が壊滅的な影響を及ぼしている原因は、私たちの過去と現在の失敗にあります。私たちは、SDGsをまだ真剣に考えていませんでした」と衝撃的なスピーチを行いました。

COVID-19は医療や経済活動に大きな影響を与えていますが、同じく大きな影響を受けているのが「教育」です。国連開発計画(UNDP)が今年5月に発表した『新型コロナウイルスと人間開発〜影響の評価と復興のビジョン〜』では、COVID-19によって、およそ9割の子どもたちが学校閉鎖の影響を受けるなどの打撃により、過去6年間の人間開発の努力が帳消しになってしまう可能性があると言及しています。

 

SDGsのゴール4は「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供する」ことを定めていますが、COVID-19によって様々な教育格差が生まれています。ひとつは、「世帯所得」による格差です。教育制度が整ってインターネット普及率も高いはずの先進国ですら、このようなパンデミックの教育現場への影響を想定していなかった自治体や政府のオンライン学習への対応の遅れにより、オンライン学習の環境を整えられない家庭の子どもに学習の遅れが生じています。

UNESCOは、学校閉鎖の影響を受けている子どもたちの数をモニタリングして2月16日から毎日発表していますが、7月29日時点で、主に低所得の106の国々で約10億人の子どもたちが学校閉鎖の影響を受けています。これら低所得の国々では、経済活動の封鎖で親が職を失って困窮した貧困層の家庭において、学校閉鎖で登校できない子ども達がその日暮らしの生活費を稼ぐため親と共に働くことを強いられ、学校が再開しても、子どもは学校に戻る機会を逸してしまうことが懸念されています。

また、オンラインの環境が整っていてもコンテンツが伴っていなければ、提供される「教育内容」に格差が生まれる状況も見られます。例えば、モルドバ共和国では、この数年、ITインフラ整備に注力し、オンライン学習も始まっていましたが、その運用や内容は現場任せにされていたため、COVID-19に際して、オンライン学習の環境は整っていたものの、子どもたちが受ける「教育内容」はバラバラで、格差が生まれてしまいました。

 

こうしたCOVID-19の影響によって起こっている様々な「教育格差」を解決しようとする企業の動きも急速に始まっています

13年前に起業した横浜のベンチャー企業LoiLo社が開発したクラウド型サービス「ロイロノート・スクール」。COVID-19以前、市内全校における教育ICTの整備をいち早く進めた熊本市が採用したことで注目され、COVID-19の影響でオンライン学習が各地で導入されるなか、ITが苦手な教師や生徒でも直感的に操作ができるため、国内のみならず、タイ、フィリピン、香港、台湾など9か国・地域以上で、急速に導入が進んでいます。

ファッション界では、とくに教育の「男女格差」を是正しようとする動きが起こっています。ディオールは2017年に世界の女子学生をサポートするプログラム「Woman@DIOR」を立ち上げましたが、今年UNESCOの「Global Education Coalition」に加わり、COVID-19によって特に困難に直面しているニジェール、ガーナ、タンザニア、ジャマイカ、パキスタン、フィリピン、スリランカの女子学生を追加で支援することを決めました。これらの国から選ばれた100人の女子学生はディオールによるメンターシップを受け、先に選ばれている500人に加わり10カ月間のオンライン教育プログラムを履修することができます。

また先述のモルドバ共和国では、COVID-19危機発生後、UNDPと企業が連携して2018年に立ち上げたオンライン学習のプラットフォーム「Studii.md」に大幅な改良が加えられました。教師、親、生徒からの意見を聞きながら改良されたこのサイトは、同国の教育・文化・研究省のオンライン学習推奨サイトに認定されました。

 

冒頭の「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム」で発表された『持続可能な開発目標(SDGs)報告書2020』では「COVID-19による学校閉鎖で世界の約9割(15億7,000万人)の子どもが学校に通えず、また学校に通えないことで給食を食べられなくなった子どもが約3億8,000万人に上る」ことのほか、「遠隔教育を受けられずにいる児童・若者が少なくとも5億人以上」等といった調査結果が示されています。

COVID-19対応においては、緊急の医療対応や経済活動再開に重点が置かれていますが、平行して、持続可能な未来の実現を担う子どもたち教育の課題を解決し、教育格差を緊急に是正することが求められます。そこに企業がどのような役割を果たすことができるのか、SHIPでもぜひ検討していきたいと考えています。

 

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【From UNDP】

8/3(月)〆切!

「パキスタンの水資源保全に関するワークショップ・チャレンジコンペティション」

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UNDPは、日本政府支援のもと、パキスタンにおける水不足問題解消に向けたプロジェクトを進めており、現在「ワークショップ・チャレンジコンペティション」への参加企業やスタートアップを募集中です。

現在多くの国々が深刻な水不足に直面しており、世界人口の1/3にあたる人々が安全な水へのアクセスに課題があると言われています。パキスタンも例外ではなく、国の2/3の世帯が劣悪な水環境下にあり、毎年、5歳以下の子ども達5万3,000人が水質汚染が原因で命を落としています。<参考動画はこちら

こうした問題を踏まえ、UNDPは同国首都イスラマバードの水問題を解決するためのワークショップとチャレンジコンペティションの開催を決定。8/8(土)~10(月)の3日間のプログラムでは、ワークショップ形式で水問題とそれを取り巻く社会構造や解決策を議論。その後、企業の技術やアイディアをコンペティション形式で選定します。オンライン開催なので、世界各国から参加可能。ご関心のある方は下記リンクにて詳細を確認の上、ご応募下さい。(8/3(月)応募〆切)

>> コンペティションの詳細と応募はこちら(英語のみ)

 

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【From UNDP】

9/22~24オンライン開催(国連総会会期中)

「The SDG Action Zone」への参加申込受付中:8/3(月)〆切

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9月開催の国連総会に合わせ、SDGs達成に向けた取り組みや思いを、様々なアクターが講演、対談、ワークショップ、動画上映、パフォーマンス、テクノロジーやアートの展示等を通じて発信する「The SDG Action Zone」が、今年は9/22(火)~24(木)の3日間、オンライン上で設けられます。

SDGsの達成に向けてアイディアをお持ちの方なら、団体、個人を問わず、どなたでも応募できます。COVID-19を乗り越え、SDGsを達成し、持続可能な地球と人類の暮らしを築いていくための革新的な取り組みや作品等をお待ちしています。

ご関心のある方は下記リンクにて詳細をご確認の上、直接ご応募下さい(8/3(月)応募〆切、9月初旬選考結果発表)

>>  The SDG Action Zoneの詳細はこちら(英語のみ)

 

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【From UNDP】

「ビジネス・ガイド 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」発表

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ビジネス連携枠組み(Connetcting Business Initiaitve)」を共同で実施しているUNDPと国連人道問題調整事務所(OCHA)が、国連グローバル・コンパクトと連携して「ビジネス・ガイド 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」を6月にまとめました。民間セクターと国連がどのように協力して、COVID-19に対応していけるかをまとめたものです。

民間セクターは、保健当局や世界保健機関(WHO)の推奨事項に則って、従業員、コミュニティや顧客を守ることが最も重要な役割ですが、さらに、支援金の寄付、物資の提供、啓発活動の連携という3つの取り組みも期待されています。

>> 「ビジネス・ガイド 新型コロナウイルス(COVID-19)」の詳細はこちら

 

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【From UNDP】

「技術アクセス・パートナーシップ(TAP)」が発足

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COVID-19の感染拡大を受け、人工呼吸器などの医療機器や個人用防護具、診断ツール等の医療資材の需要が高まる中、多くの開発途上国では、これらの機器やツールを自国で生産することも輸入することも難しくなっています。

そんな中、国連テクノロジー・バンクは、UNDP、UNCTAD、WHOと共同で、COVID-19対応のため、救命医療技術製品の開発途上国での生産拡大に向けた取り組み「技術アクセス・パートナーシップ(TAP)」を立ち上げました。この取り組みは、先進国と開発途上国のメーカー同士をつなぎ、現地生産に必要な情報、技術、資源等を共有することにより、必要な機器や資材の不足を解消することを目指しています。

日本の企業の皆さまも、是非TAPへのご参加をお待ちしております。

>> 「技術アクセス・パートナーシップ(TAP)」の詳細はこちら

>>  問合せ先:UNDP駐日代表事務所 グローバルヘルス専門官 阪上まで

       ( e-mail: akiko.sakaue@undp.org )

2020.5.20 SHIPニュースレター [Vol.19] “コロナ後”の社会に向けて、企業はどう動くべきか?

SHIPニュースレターVol.19をお届けします。前回のニュースレター配信から、約

2か月半が経ちましたが、その間に新型コロナウイルスはみるみる拡大し、今なお

多くの人が危機に直面しています。まずは一丸となってコロナを乗り越える必要

がありますが、国内外の多くの企業は、コロナ後の世界に向き合い始めています。

今回の最新情報は、そんな“コロナ後”がテーマです。どうぞご覧ください。

 

 ■ CONTENTS ■==============================

【SDGs X ビジネス最新情報】
  “コロナ後”の社会に向けて、企業はどう動くべきか?
【From UNDP】
  COVID-19のデータダッシュボードを発表
   〜各国の対応・復興力に大きな格差〜
  人権デューディリジェンスと新型コロナウイルス:
   企業向け自社評価簡易チェックリスト
【From JIN】
  JST主催「STI for SDGsアワード」の募集が始まりました!
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 【SDGs ×ビジネス最新情報】

        “コロナ後”の社会に向けて、企業はどう動くべきか?

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WHOによるパンデミック宣言から2か月以上が経った今も終息の目途が立たない新型コロナウイルス(COVID-19)。今、あらゆる分野でDisruption(破壊)が起こっています。人々の意識や価値観もコロナ前と後では、全く違うものになるのではないでしょうか。

“コロナ後”に向けて、企業はどう動くべきなのか?SDGsの捉え方も、これまでとは違うものになってくると思われます。そのなかで、今後重要になるポイントのひとつは「連携」ではないでしょうか。これまでの常識が通用しない社会・経済の変化が突然起こりうることを経験し、単体で勝ち続ける企業やセクターは存在しないことが判明しました。危機を乗り越えるため、そしてさらに強くなるために、分野を越えた連携が、今こそ必要です。

UNDPは、WHO等の国連機関と緊密に連携し、もっとも弱い立場の人々を中心に、COVID-19に対する事前準備と流行期の対応、その後の復興支援に取り組んでいます。「COVID-19 に対するUNDPの総合対策」では、COVID-19は医療、人道、開発の危機であり、「SDGsを定めるために国際社会を結び付けた連帯感が、これほど必要とされる時はない」と呼びかけ、民間セクターとの連携を活発化させて、コロナ対応、そしてコロナ後の開発途上国の発展をめざしています。

世界の企業も、コロナ後を見据えて、すでに動きを活発化させています。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは「2年分のデジタル変革が2カ月で起きた」と述べ、在宅勤務やオンライン授業をはじめとするデジタルトランスフォーメーションへの対応を加速しています。

去る4月28日、JINがアメリカのHito Instituteと共同開催したオンラインフォーラムに登壇した、シリコンバレーでTakeoff Point社を経営するHiro Ishikawa氏は、シリコンバレーの店舗や企業は「継続ありき」ではなく、徹底した経済合理性を追求していると、同地の民間企業の対応を紹介しました。営業禁止に追い込まれたジムがフィットネス器具をオンライン販売し、スタッフが器具の使い方・トレーニングメニューをオンラインで紹介する事業を始めるなど、強みを活かしながらニーズに合わせた柔軟なピボットで業態変化を遂げる企業が相次いでいるそうです。

 

同じくフォーラムに登壇したスタンフォード大のUS-Asia Technology Management Center長、Richard Dasher博士は、“Resilience and flexibility become even more important during uncertain times(不透明な時代にこそ求められるのが復活力と柔軟性である)”と語りました。トヨタ自動車の豊田社長は、5月12日の決算発表を「私の使命はSDGsに本気で取り組むこと」という言葉で締めくくりました。コロナ危機の真っただ中にありながら、日本を代表する企業のトップがSDGsへの取り組みを自らの使命として打ち出したことを深く受け止めたSHIPコミュニティの皆さんも多いと思います。SHIPも、“コロナ後”を見据えて、SDGsをどう捉え直すべきか、SDGsのビジネスで

の達成をどうピボットすべきか、皆さんと考えていきたいと思います。

 

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【From UNDP】

   新型コロナウイルス(COVID-19)のデータダッシュボード発表

      〜各国の対応・復興力に大きな格差〜

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UNDPは4月29日にCOVID-19危機に際する各国の対応・復興能力を示す2つのデータダッシュボードを発表。国家間で大きな格差があることが明らかになりました。1つ目のダッシュボード「準備態勢」では、日本を含む189の国別に、開発水準、格差、医療水準、インターネットへの接続状況などの指標を用いて、COVID-19のような危機における多様な影響に国家としてどれだけ対処できるかを評価しています。
 例えば、最先進国では、人口1万人当たり平均で病床数が55床、医師が30人以上、看護師が81人を数えるのに対し、後発開発途上国では、病床数が7床、医師が2.5人、看護師が6人にとどまることが判明しました。また、世界人口の85.5%に相当する65億人は、依然として安定した通信環境がなく、仕事や教育の継続に制約を受けています。

2つ目のダッシュボード「脆弱性」では、各国が危機による影響をどれだけ受けやすいかを示しています。世界では人口の40%を超える人々が危機に対応する保障を全く受けられない状況であり、大きなリスクにさらされていることが判明しました。

>> データダッシュボードの詳細はこちら  

 

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 【From UNDP】

      人権デューディリジェンスと新型コロナウイルス:

             企業向け自社評価簡易チェックリスト

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COVID-19の世界的な蔓延により、世界経済の永続性及びそれらを支える社会的規範や制度に対する信用性が問われています。企業がこの危機にどのような対応をとるかによって、今後長きにわたっての民間企業に対する人々の考え方を形作っていくと考えられます。この状況に対応するため、UNDPはシンプルかつ誰でも利用可能な「人権デューディリジェンスと新型コロナウイルス:企業向け自社評価簡易チェックリスト」(Human Rights Due Diligence and COVID-19: Rapid Self-Assessment for Business)を作成しました。企業が事業を営む上で人権に及ぼす影響を考慮し、対応するためのツールです。チェックリストの項目は、多くの業界に共通する人権リスクや影響を迅速、かつ継続的に把握できるようになっています。

>>チェックリストの詳細はこちら

 

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 【From JIN】

     JST主催「STI for SDGsアワード」の募集が始まりました!

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JINも選考に関わらせて頂いている、JST(科学技術振興機構)の「STI for SDGsアワード」の募集が始まりました。企業、自治体、NPO、大学、高校などからの、科学技術イノベーションを用いた社会課題解決の取り組みを7月15日まで募集しています。ぜひ、ご応募下さい!

>> 詳細はこちら  

2020.3.2 SHIPニュースレター [Vol.18] 「行動の10年」始動!SDGs達成に向けてアクションを起こすためのヒント

SHIPでは通常のプログラムに加えて、カスタマイズしたSDGsビジネスプログラムも個別に提供していますが、最近、高校や大学からプログラム実施の依頼を受けることが増えてきました。高校生や大学生向けであっても、単にSDGsを学ぶプログラムではなく、SDGsとビジネスがどう繋がるのかをお話しし、学生さん達にソリューションを考えてもらいます。達成期限まで10年が迫ったいま、SDGsの達成を担おうとする若者の熱意を目の当たりにすると、ベテラン社会人の我々も負けてはいられないという思いを強くします。

■ CONTENTS ■ =============================
【SDGs X ビジネス最新情報】
 「行動の10年」始動!SDGs達成に向けてアクションを起こすためのヒント
【From UNDP】
  オンラインゲーム「ミッション1.5」 地球温暖化対策を学び、政府へ提言!
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SDGs ×ビジネス最新情報】
 「行動の10年」始動!SDGs達成に向けてアクションを起こすためのヒント
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2020年はSDGsの達成目標2030年から逆算してちょうど10年となる節目の年。昨年12月、モハメッド国連副事務総長は、SDGs達成に向けて「行動の10年」
を始動させることを発表しました。発表の中で副事務総長は「行動の10年」を進めるための重要な「道筋」として、「人々の積極的な関与 “Mobilization”(動員) 」「規制緩和や法改正など国レベルでの大胆な変革 “Raising Ambition”(野心を高める)」「重要な課題に対する解決策の特定と着実な遂行 “Advance through Solutions” (解決策による前進)」の3点を挙げました。

この「行動の10年」は、1月22日の国連総会におけるグテーレス国連事務総長
の発言でも言及されました。事務総長は「21世紀の進歩を危うくし、21世紀の可能性を危険にさらそうとしている4つの脅威」として、「全世界的な地政学上の緊張状態」「存亡にかかわる気候危機」「世界的な不信の高まりと格差の
拡大」「デジタル化の負の側面」を挙げ、「行動の10年」を遂行することが「公正なグローバリゼーションを達成し、経済成長を推進し、紛争を予防しながら、これらの脅威を乗り越えるうえで中心的な役割を果たす」としています。
 
「行動の10年」の立ち上げを受け、SDGs達成に向けて世界の民間企業を束ねるWorld Business Council for Sustainable Development(WBCSD)は、民間企業がSDGsビジネスを推進するための”Principled prioritization”(原則に沿った優先順位付け)から始まる10のヒント(英文)を示しました。この中で日本企業にとって特に参考になるものとして、以下の4つが挙げられます。
 
4. Be global but think local:SDGsは全世界共通の課題ですが、各国・地域で課題の詳細は様々です。自社がビジネスを展開する国・地域の課題を理解して、戦略的にSDGsに取り組んでいる企業は「グローバル」にも最適なソリューションとイノベーションを提供できると述べられています。
 
7. Engage with stakeholders:様々なステークホルダー、時にはライバルとも連携すべきだと述べられています。同じ価値観を持つ者同士だけでコミュニケーションし続けると、思考が偏りアイデアは広がりません。同業他社とのオープンイノベーションの可能性や産学官プラットフォームの活用など、閉ざされた空間から出ることの重要性が強調されています。

8. Show your working:ここでは、自社のSDGs達成に向けた活動はオープンに
することが重要だと述べられています。自社が優先する課題を示すだけでなく、それを選んだ背景や自社の想いやこだわりを語り、課題解決のプロセスを広く知ってもらうことが重要です。それこそが顧客やステークホルダーの信頼を得ること、ブランド力を高めることにもつながります。
 
9. Repeat. Repeat. Repeat.:SDGs達成に向けた企業の取組みは、時間が経つにつれて変化する様々な外部環境・内部環境に応じて、常にその方向性を再検討し、必要に応じて修正するべきだと述べられています。自社の技術や人材、資産も時と共に変化します。一度決めた解決策をピボットし、時代の変化に合わせて柔軟に発想することで、より大きい社会的インパクトが与えられます。
 
WBCSDは2月26日付けで、SDGsビジネスを進める上で鍵となるポイントをわかりやすくまとめた“SDG Essentials for Business”というレポートも発行しましたので、併せてぜひご参照下さい。

前述のモハメッド国連副事務総長は、「『行動の10年』はSDGロードマップに命を吹き込むための機会である」と述べています。2030年は決して終着点ではなく、むしろその先の新しい世界に続く玄関口。2030年のさらに先の持続可能な社会をめざし、高い視座と柔軟な発想をもって「行動する」10年にするため、SHIPも皆さんの有益なパートナーでありたいと考えています。
 
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【From UNDP】
 オンラインゲーム「ミッション1.5」 地球温暖化対策を学び、政府へ提言!
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UNDPは、質問に答えながら地球温暖化対策を学び、推進してほしい対策を自国政府に提言できるオンラインゲーム「ミッション1.5」を立ち上げました。2015年のパリ協定で掲げられた「世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して1.5℃未満に抑える」という目標から名付けられたこのゲームは、PCやスマートフォンで、子どもでも簡単にプレイすることができます。
プレイヤーは「自然」「エネルギー」「交通」「ひと」「経済」「農業と食料」の分野ごとに「化石燃料の消費を減らすには?」「自然破壊を止めるには?」などの質問に3択形式で答え、自国にとって重要だと思う政策に投票します。現在は英語、スペイン語などの国連公用語のみですが、今後日本語版のリリースも予定しています。ぜひ、プレイしてみて下さい!

オンラインゲーム「ミッション1.5」: https://mission1point5.org/

2020.2.4 【開催中止】2/25 SDGsビジネスプログラム【導入編】SDGsとビジネスの接点を探る

【開催中止】SDGsビジネスプログラム【導⼊編】

SHIPでは、SDGsを起点にビジネス機会を探索する各種プログラムを開催しています。そのなかで「SDGsビジネスプログラム【導入編】」 は、SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰し、SDGs起点でイノベーションを興しながらビジネスをどう創出していくかを探るプログラムです。

SDGsとビジネスの関わりについて理解し、自社ビジネスとSDGsの接点を探りたい、そしてSDGsを起点にビジネス機会を探索したいという皆さまの参加をお待ちしています。

【開催中止となりました】<SDGsビジネスプログラム【導⼊編】>
⽇時: 2月25日(火)19:00-21:00(+ネットワーキング30分程度)
       ※受付18:45~
場所: Japan Innovation Networkオフィス内 オープンスペース
    (千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー8階)
参加費: 4,000円 +消費税10%

申込み:http://ship.peatix.com/

アジェンダ:
 1.インプット (40分間)
  ・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策
  ・イノベーションとは?イノベーションを興すプロセス
  ・SDGsはなぜイノベーションの機会か?
 2.ワークショップ(80分間)
  ・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰する
  ・SDGsから解くべき課題を抽出する
  ・課題を解決するビジネスソリューションを考える
  +30分間のネットワーキング - 軽食と飲み物を囲んで

◎キャンセル及び振替えについて:
・キャンセルをご希望の場合は、必ず開催日前日の午前中までに下記
 お問合せ先までメールでご連絡下さい。これ以降の欠席のご連絡、ま
 たはご連絡なしでの欠席については、参加費の返金は致しかねますこ
 とをご了承下さい。
・参加費の次回以降参加への振替え、または代理の方の出席は可能です。
・上記の締切までにキャンセルの連絡を頂いた方で、Peatixで支払済、
 かつ次回への振替えも代理出席も希望されず、参加費の返金のみ希望
 される場合は、Peatix手数料(315円)と振込手数料(ご指定の金融
 機関により異なる。数百円程度)を差し引いた金額を返金させて頂き
 ます。
 ※いずれの場合も下記のお問合せ先までメールにてご連絡ください

<その他>
・プログラム当日、 事務局が会場の様子を写真に撮らせて頂きますが、
 ご了承下さいますようお願いいたします。写真はSHIPの活動を紹介す
 る⽬的でHPまたはFacebook等で使⽤させて頂きます。

<お問合せ先>
 SHIP事務局(Japan Innovation Network内)担当:秋山
 メールアドレス:ship@ji-network.org

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2019.12.20 SHIPニュースレター [Vol.17] 国内外で進む、ビジネスを通じた障害を持つ人々のエンパワメント

SHIPニュースレターをお届けします。今回のビジネス最新情報では、SDGsのなかで重要なテーマのひとつである「障害を持つ人々をエンパワメントする」ビジネスを取り上げています。また、1月15日開催の、UNDP中央アフリカ職員によるSHIPコミュニティ限定セミナーのご案内もあります。どうぞご覧下さい。
 

■ CONTENTS ■ ============================
【SDGs X ビジネス最新情報】
  国内外で進む、ビジネスを通じた障害を持つ人々のエンパワメント
【From UNDP】
 「アフリカの今 ~平和構築からビジネスまで~」セミナー開催のご案内
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 【SDGs X ビジネス最新情報】
   国内外で進む、ビジネスを通じた障害を持つ人々のエンパワメント
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毎年12月3日はInternational Day of Persons with Disabilities(国際障害者デー)。
この日グテーレス国連事務総長は、今年6月に国連が発表した「国連障害者インクルージョン戦略」に言及し「障害を持つ人々の権利を守ることが、誰一人取り残さないという誓い(=SDGs)の達成に近づくことだと強調しました。
 >>「国連障害者インクルージョン戦略」についてはこちら英語のみ)

SDGsの導入文では障害を持つ人々や子供、高齢者、先住民、難民などを”脆弱な人々”と位置付け、「特にこれらの人々の特別なニーズに応える必要がある」と述べています。また、17のゴールでも、ゴール4.質の高い教育をみんなに、8.働きがいも経済成長も、10.人や国の不平等をなくそう、11.住み続けられるを のなかで、「特に障害を持つ人々のニーズに配慮し、彼らをエンパワメント(*)すべきである」と定められています。
 *)エンパワメント:権利を与える、力を与える、自信を持たせること

では、ビジネスを通じて、どのような形で障害を持つ人々をエンパワメントできるのでしょうか。すでに、国内外で様々な動きが始まっています。

福岡市にあるガンツ不動産は、すべての人に賃貸入居を提案する「ユニバーサル賃貸」をコンセプトに掲げ、2017年から、とくに障害を持つ人々に向けた賃貸物件探しや契約に関するサポートサービスを提供しています。このサービスの開始以来、地元の障害者団体からは「住む場所の選択肢が増えたことで障害者の職業の選択肢が増えた」と評価され、地域社会における、障害を持つ人々のエンパワメントに確実なインパクトを与えています。

東大発スタートアップのBionicMは代表の孫氏が2015年から研究してきたヒューマノイドロボット技術を応用した「ロボティック義足」を開発・販売する、2018年設立の企業。孫氏自身も幼少期に病によって片足を失った方で、長い義足生活のなかで、既存の義足に疑問を抱くようになったといいます。現在の義足の99%以上が動力を持たない受動式義足であり、その使い勝手の悪さが利用者の身体的、精神的負担になっていることを受け、障害者自らが課題を解決しビジネス化した好例といえるでしょう。同社は香港で開催された世界的ピッチイベント「Elevator Pitch Competition2019」で最優秀賞を受賞しました。世界でも注目を集める障害を持つ人々をエンパワメントするビジネスです。

また海外でも、障害を持つ人自らが障害者をエンパワメントするビジネスを創出する動きが盛んになっています。トルコのWeWalkは視覚障害を持つ技師Kursat Ceylan氏を中心とした「スマート白杖」を開発・販売するスタートアップ。彼らが開発したのは、杖のハンドルに超音波センサーが内蔵され、目の前に障害物があると振動で知らせるとともに、音声アシストとGoogleマップを連動させ、ナビもしてくれる白杖。その画期性と社会へのインパクトが評価され、米国Time誌が主催する「The 100 Best Inventions of 2019」で最優秀賞を受賞しています。

”障害を持つ人々をエンパワメントするビジネス”とは、彼らに向けたサービスを提供するだけでなく、ビジネスのパートナーや担い手として、共に持続可能な社会を作る力として加わってもらうということが重要だといえます。SDGsがめざすのは、障害を持つ人々と健常者が何の区別もなく共に働き、ビジネスを創り出す時代 ーー その実現に向けて、SHIPは皆さんとビジネスを創出していきたいと考えています。

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 【From UNDP】
  SHIP法人会員・コミュニティメンバー限定セミナー
   「アフリカの今 ~平和構築からビジネスまで~」セミナー開催のご案内

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SHIPはこれまでにも、世界各国の生の課題をお伝えし、SDGs達成をめざしたビジネス構築のヒントにして頂くために、SHIP法人会員・コミュニティメンバー限定のセミナーを開催してきましたが、この度、UNDP中央アフリカ共和国事務所のプログラムスペシャリストの帰国に際し、「アフリカの今 ~平和構築からビジネスまで~」と題するセミナーを1月15日に開催しますので、ぜひご参加下さい。 

セミナーでは、中央アフリカ共和国における開発課題や、現地の人々の収入向上、インフラ整備などのUNDPの取り組みについてお伝えするとともに、アフリカ全体におけるUNDPのビジネス支援策の概略について、開発の最前線からの情報をお伝えします。また、講演終了後は懇親会も開催しますので併せてご参加下さい。

【日時】 1月15日(水)18:00-19:10
     *終了後19:45まで会場内で懇親会を開催
【場所】 Japan Innovation Network 
     東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー8階 A-3)
     >地図はこちら(PDF)
【定員】20人 ※要事前登録
【参加費】無料
【お申込み】こちらから

 スピーカー略歴:
  槌谷恒孝(UNDP中央アフリカ共和国事務所 プログラムスペシャリスト)
  岐阜県出身。青年海外協力隊でブルキナファソに赴任後、商社に勤務し、
  アルジェリアに駐在。退職後、イギリス留学を経てJICAアフリカ部特別
  嘱託、JICA コンゴ民主共和国事務所企画調査員、WFP東京事務所コン
  サルタント、UNDPコンゴ民主共和国「警察改革プロジェクト」プロジェ
  クトマネージャー、「南ウバンギ州における紛争影響コミュニティの安
  定化と再統合のための緊急プロジェクト」プロジェクトマネージャー、
  「北キヴ州ルチュル地域における元児童兵の社会復帰のための国連共
  プログラム」プログラムコーディネーターを経て現職。

2019.9.19 参加者募集!10/23&11/28 SDGsビジネスプログラム【導入編】SDGsとビジネスの接点を探る

SDGsビジネスプログラム【導⼊編】参加者募集!

SHIPでは、SDGsを起点にビジネス機会を探索する各種プログラムを開催しています。そのなかで「SDGsビジネスプログラム【導入編】」 は、SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰し、SDGs起点でイノベーションを興しながらビジネスをどう創出していくかを探るプログラムです。

SDGsとビジネスの関わりについて理解し、自社ビジネスとSDGsの接点を探りたい、そしてSDGsを起点にビジネス機会を探索したいという皆さまの参加をお待ちしています。

<SDGsビジネスプログラム【導⼊編】10月/ 11月 開催概要>

■ 日時 2019年 10月23日(水)19:00-21:00(+ネットワーキング30分程)

    2019年 11月28日(木)19:00-21:00(+ネットワーキング30分程)

    ※受付開始は18:45~ ※2回とも内容は同じです。

■ 場所  10月23日:JIN社内オープンスペース(日比谷/銀座)千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー8階

    ※11月28日の会場は未定です※

■ 参加費 4,000円 +税

■ 申込⽅法  Peatixより参加費をお⽀払いの上お申込みください。

※Peatixでのお申込みはクレジットカードまたはコンビニ決済のみとなります。

※現金払いを希望される場合は「プログラム名、開催日、会社・組織名、ご所属・肩書、お名前、電話番号」及び、当日現金払いを希望の旨を記載の上、eメールにて、SHIP事務局(ship@ji-network.org)あてにお申込み下さい。

※SHIP法人会員やコミュニティメンバーでなくてもご参加頂けます。

■ アジェンダ ■(10月、11月共、内容は同じ)
1.インプット (40分間)
・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策
・イノベーションとは?イノベーションを興すプロセス
・SDGsはなぜイノベーションの機会か?

 2.ワークショップ(80分間)
・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰する
・SDGsから解くべき課題を抽出する
・課題を解決するビジネスソリューションを考える

+ネットワーキング (30分間)軽食と飲み物を囲んで。

■キャンセルおよび振替えについて■
 ・キャンセルをご希望の場合は、開催日前日の午前中までに下記お問合せ先まで
  メールでご連絡下さい。
 ・次回以降への振替え、または代理の方のご出席が可能ですので、ご希望の場合
  はその旨、メールにご記載下さい。
 ・Peatixでの支払い済、なおかつ振替えまたは代理出席を希望されず、返金をご希望の場合、Peatix手数料(310円)と振込手数料( ご指定の金融機関により違います:最大216円)を引いた金額を返金させて頂きます。
 ※いずれの場合も、必ず下記お問合せ先まで「eメール」にてご連絡ください。
  事務局より折り返しご連絡を差し上げます。

■その他■
 ・プログラム当日、事務局が会場の様子を写真で撮影させて頂きますが、ご了承下さい ますようお願いいたします。撮影した写真については、SHIPの活動を紹介する⽬的で、ホームページ等で使⽤させて頂きます。

■お問合せ先■
 SHIP事務局(Japan Innovation Network内)
 担当:秋山 Tel.03-5510-7188 /ship@ji-network.org

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2019.9.2 SHIPニュースレター [Vol.16] 「地方創生×SDGs」ビジネスの可能性

SHIPのFacebookページを開設しました。
次回のSDGsビジネスプログラム【導入編】は9月12日の開催。
まだ参加されたことがない方は、是非この機会にご参加ください!

 

====== ■ CONTENTS ■ ======================

【SDGs×ビジネス最新情報】

  「地方創生×SDGs」ビジネスの可能性

【SHIPプログラムご案内】

    9/12(木)開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】

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  【SDGs ×ビジネス最新情報】

     「地方創生×SDGs」ビジネスの可能性

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SHIPでは、SDGsに関連する課題を解決するビジネスモデルを考える「SDGsビジネスプログラム【導入編】」を個社向けにも開催していますが、最近増えているのが、大阪、北九州、山口など首都圏以外での開催のご依頼で、地方でのSDGsビジネスへの関心の高まりを感じます。

 

日本政府の「SDGsアクションプラン2019」でも「SDGsを原動力とした地方創生」は三本柱のひとつに位置づけられていますが、地方創生とSDGsは具体的にどのようにリンクするのでしょうか?

 

内閣府は、「地方創生」を「各地方自治体がそれぞれの特徴を活かし、自律的で持続的な社会を創生し、活力ある日本社会の維持を目指すもの」と定義しています。この「地方創生」の概念が出てきた背景には、日本が急速な人口減少・高齢化という社会問題を抱える「課題先進国」だということがあります。特に地方では、急速な人口減少・高齢化により、地域経済の縮小、過疎化や災害リスクの拡大など、様々な課題が噴出しています。

 

一方、SDGsを見ると、ゴール3「すべての人に健康と福祉を」や、ゴール8「働きがいも経済成長も」、ゴール11「住み続けられるまちづくりを」など、日本が「地方創生」で達成したい目標と重なるものがいくつもあります。自らの地域の課題を解くことが、SDGsの達成にも繋がるということになり、その知見を類似の課題を持つ他の地域や国に展開できる可能性もあります。

 

また、2018年には、SDGs達成に向けた優れた取り組みを提案する自治体を日本政府が「SDGs未来都市」として選定する制度が始まりました。初年度に29、今年度は31の計60都市が「SDGs未来都市」に選定されています。また、地方創生における官民連携を促進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」も設立され、約340の地方自治体、12の省庁に加えて、約480の企業がこれに参加しています。

 

このような流れを受けて「地方創生×SDGs」への企業の参画も加速しており、例えば、2018年に「SDGs未来都市」に選定された鎌倉市では、IT企業やスタートアップ企業の協業を促すプラットフォーム「カマコン(鎌魂)」を中心に、地域の飲食店と企業による「まちの社員食堂」など、地域の課題をビジネスで解決するプロジェクトが生み出されています。

また、岐阜市のSUNSHOW GROUPは、外国人移住者数が多い美濃加茂市や可児市の「外国人コミュニティの孤立」や「地域の治安」といった社会課題に着目し、外国人移住者のマイホーム取得を支援する「SUNSHOW夢ハウス」という事業を展開しています。住宅ローンの提供、日本語のサポート、永住権獲得等に関するサポートなどを行い、その実績が評価されて、2018年にはジャパンSDGsアワードを受賞しました。 このような「地方創生」を実現するビジネスの原動力は、地元企業だからこそ可能な真の課題の見極めと地域の強いネットワーク、そして、自分たちの地域を良くしたい、地域の課題を解決したいという強い地元愛だと、SHIPのプログラムを地方で提供して感じます。そして、SDGsを軸にすることで、業界をまたがる企業の繋がり、自治体や地元住民との繋がりが生まれ、ビジネスがより強固なものになっている事例をよく目にします。

 

「SDGsビジネス」を検討する際に、「地方創生」という観点を取り入れ、地方で取り組みを先行している企業との連携を探索してみると、大きなビジネスチャンスが見つかるかもしれません。

 

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【SHIPプログラムご案内】

    9/12(木)開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】

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SDGsが掲げる17のゴールを俯瞰的に理解し、様々な業界の参加者と議論しながら、SDGsとビジネスの接点を探る「SDGsビジネスプログラム【導入編】」。夕方からの2時間でSDGsとビジネスの関係を理解し、ネットワークが拡がると毎回好評を得ています。まだご参加頂いていない方は、ぜひご検討下さい!

⽇ 時 : 9月12日(木)19:00-21:30(18:45開場) 

場 所 : 以下のいずれかを予定(実施の数日前にメールでご案内します)

     Japan Innovation Network(千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー)
     31VENTURES Clip ニホンバシ(中央区日本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル)

参加費 : 4,000円 +税

アジェンダ :

  1.インプット (40分間)

   ・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策

   ・イノベーションとは?イノベーションを興すプロセス

   ・SDGsはなぜイノベーションの機会か?

  2.ワークショップ(80分間)

   ・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰する

   ・SDGsから解くべき課題を抽出する

   ・課題を解決するビジネスソリューションを考える

    +ネットワーキング (30分間)軽食と飲み物を囲んで

 

 >お申込みはこちら http://ship.peatix.com

2019.7.16 参加者募集!9/12 開催 SDGsビジネスプログラム[導入編] SDGsとビジネスの接点を探る

SDGsビジネスプログラム【導⼊編】参加者募集!

Japan Innovation Network (JIN)と国連開発計画 (UNDP)が2016年7月に共同で立ち上げた、ビジネスでSDGsの達成を目指すオープンイノベーション・プラットフォーム「SHIP (SDGs Holistic Innovation Platform)」では、SDGsを起点にビジネス機会を探索する各種プログラムを開催しています。

そのなかで「SDGsビジネスプログラム【導入編】」 は、SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰し、SDGs起点でイノベーションを興しながらビジネスをどう創出していくかを探るプログラムです。

SDGsとビジネスの関わりについて理解し、自社ビジネスとSDGsの接点を探りたい、そしてSDGsを起点にビジネス機会を探索したいという皆さまの参加をお待ちしています。

<SDGsビジネスプログラム【導⼊編】開催概要>

■ 日時  2019年 9月12日(木)19:00-21:00(+ネットワーキング30分間程度)

     ※受付開始は18:45~です。

■ 会場 Japan Innovation Network 社内オープンスペース
 所在地 千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー8階
 最寄駅 東京メトロ日比谷駅、銀座駅

■ 参加費 4,000円 +税 

■ 申込⽅法  Peatixより参加費をお⽀払いの上お申込みください。

※Peatixでのお申込みはクレジットカードまたはコンビニ決済のみとなります。

※現金払いを希望される場合は「プログラム名、開催日、会社・組織名、ご所属・肩書、お名前、電話番号」及び、当日現金払いを希望の旨を記載の上、eメールにて、SHIP事務局(ship@ji-network.org)あてにお申込み下さい。

※SHIP法人会員やコミュニティメンバーでなくてもご参加頂けます。


■ アジェンダ ■
1.インプット (40分間)
・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策
・イノベーションとは?イノベーションを興すプロセス
・SDGsはなぜイノベーションの機会か?

 2.ワークショップ(80分間)
・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰する
・SDGsから解くべき課題を抽出する
・課題を解決するビジネスソリューションを考える

+ネットワーキング (30分間)軽食と飲み物を囲んで。

■キャンセルおよび振替えについて■
 ・キャンセルをご希望の場合は、開催日前日の午前中までに下記お問合せ先まで
  メールでご連絡下さい。
 ・次回以降への振替え、または代理の方のご出席が可能ですので、ご希望の場合
  はその旨、メールにご記載下さい。
 ・Peatixでの支払い済、なおかつ振替えまたは代理出席を希望されず、返金をご希望の場合、Peatix手数料(310円)と振込手数料( ご指定の金融機関により違います:最大216円)を引いた金額を返金させて頂きます。
 ※いずれの場合も、必ず下記お問合せ先まで「eメール」にてご連絡ください。
  事務局より折り返しご連絡を差し上げます。

■その他■
 ・プログラム当日、事務局が会場の様子を写真で撮影させて頂きますが、ご了承下さい ますようお願いいたします。撮影した写真については、SHIPの活動を紹介する⽬的で、ホームページ等で使⽤させて頂きます。

■お問合せ先■
 SHIP事務局(Japan Innovation Network内)
 担当:秋山 Tel.03-5510-7188 /ship@ji-network.org

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2019.7.12 SHIPニュースレター [Vol.15] 「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」が8月末に横浜で開催 成長を続けるアフリカ市場

SHIPニュースレター[Vol.15] をお届けします。今年8月開催のTICAD7のテーマが「アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーションで。」に決まりました。TICAD関連、その他のイベント情報など盛りだくさんです。どうぞご覧下さい!

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== ■ CONTENTS ■ ========================

【SDGs X ビジネス最新情報】

「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」が8月末に横浜で開催

  成長を続けるアフリカ市場   

【SHIPプログラムご案内】

 7/25(木)東京&8/8(木)大阪で開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】

【From JIN】

 News 1 JICA・JST・AMED主催

     「科学と開発をつなぐブリッジ・ワークショップ」開催!

 News 2 JST主催 「STI  for SDGsアワード」募集!  

 

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【SDGs X ビジネス最新情報】

 「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」が8月末に横浜で開催

  成長を続けるアフリカ市場

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今年8月28~30日、日本政府、UNDP、国連、アフリカ連合委員会、世界銀行が共催し、横浜で開催される「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」。今回のテーマは、「アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーションで。」です。アフリカの安定した経済成長やデジタライゼーション、技術の革新を反映し、日本の強みを生かした貢献でアフリカの開発とSDGs達成を後押ししていくという意味が込められています。会議のなかでは、「民間セクターの育成とイノベーションを通じた経済構造転換とビジネス環境・制度改善」「人間の安全保障のための強靱かつ持続可能な社会の推進」「平和と安定(アフリカ自身による前向きな動きを後押し)」が協議される予定です。

人口増加を続け、4.0%の経済成長率が期待されるアフリカ市場(アフリカ開発銀行、2019年)。今年5月末には、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)が発効されるなど、市場統合が進み、アフリカ連合(AU)加盟国が協定に加わった場合、人口12億人、域内総生産約2.5兆ドルの巨大市場となります。そしてアフリカの開発においても、この市場に積極的に進出する日本企業への期待が高まっています。

経済同友会がまとめたレポート「アフリカ進出のすすめ」には、すでにアフリカで事業を行う企業の知見が凝縮されており、日本企業の成長の未来はアフリカにあるとの期待が寄せられています。

また、JETROでは「アフリカ・スタートアップ100社」を掲載したレポートを発表し、リープフロッグ(かえる跳び)のイノベーションが起こっているアフリカの新たなビジネス機会を示しています。

UNDPも今回のサミットを契機に、アフリカの開発課題を日本企業の有する優れた技術・サービスと結び付け、日本とアフリカのビジネス・パートナーシップをより一層促進すべく、JICA・JETROとの三者連携や、経済同友会との新たなパートナーシップを締結する予定です。

また、TICAD7の公式サイドイベントとして、アフリカ17社、日本7社のスタートアップを招聘し、「アフリカ・日本 スタートアップ・ピッチ」も開催します。

後日こちらに掲載予定 > https://www.jetro.go.jp/en/ticad7-startup (現在準備中)

その他にも、TICAD7に向けて、アフリカのビジネスチャンスや「アフリカの今」を伝える、以下のような様々なイベントを開催していますので、ぜひご参加下さい。

●TICAD7記念イベント「希望の大陸”アフリカ”を知る」
日時:7/24(水)18:00-20:30 @東京ウィメンズプラザ
ドキュメンタリー映画「シンプル・ギフト」の上映と本映画でナレーションを務めるUNDP親善大使であり女優の紺野美沙子氏によるトークショー。
 詳細はこちら > http://bit.ly/SimpleGift0724

●AFRI CONVERSE#13「日本のアフリカ政策の展望とアジア・アフリカ協力」
日時:7/26日(金)18:00-20:30 @国連大学
様々なテーマでアフリカの課題と展望を考える月例の対話型イベントの最終回。海外から教授陣を迎えて、日本のアフリカ政策の展望とアジア・アフリカ協力について議論します。
 詳細はこちら > http://bit.ly/TICAD_AC13fb

 

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【SHIPプログラムご案内】

   7/25(木) 東京 & 8/8(木) 大阪で開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】  

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SDGsが掲げる17のゴールを俯瞰的に理解し、様々な業界の参加者と議論しながらSDGsとビジネスの接点を探る「SDGsビジネスプログラム【導入編】」。夕方からの2時間で、SDGsとビジネスの関係を理解し、ネットワークが拡がると毎回好評を得ています。

8月は、関西エリアの皆様のご要望にお応えし、大阪で開催!参加経験のない方だけでなく、一度参加された方で「もう一度おさらいしたい」という方も歓迎です。ぜひ参加をご検討下さい。

■ ⽇時・場所 ■
<東京>7月25日(木)19:00-21:30(18:45受付開始)

    31VENTURES Clip ニホンバシ

    (中央区⽇本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル1階)  

<大阪>8月8日(木)18:30-21:00(18:15受付開始)

    Osaka Innovation Hub (大阪イノベーションハブ)

    (グランフロント大阪 ナレッジキャピタルタワーC 7階)  

■ 参加費 ■
 4,000円 +税

■ アジェンダ ■
 1.インプット (40分間)
 ・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策
 ・イノベーションとは?SDGsはなぜイノベーションの機会か?等

 2.ワークショップ(80分間)
 ・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰
 ・課題抽出→課題解決のためのビジネスソリューション考案
 +ネットワーキング (30分間)軽食と飲み物を囲んで

■  お申込み方法   ■

 クレジットカード、コンビニ払いの場合:

   http://ship.peatix.com からお申込み下さい。

 当日現金払いの場合:

   ship@ji-network.org 宛に、お名前、企業・組織名、部署名、肩書、

   領収書の宛名をお送り下さい。

 

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【From JIN】 News 1

  JICA・JST・AMED主催

  「科学と開発をつなぐブリッジ・ワークショップ」開催!

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JINでは、日本の研究者と開発途上国の研究者が共同で研究を行い、地球規模課題の解決をめざす「SATREPS」の成果のビジネス化を支援しています。来る7月26日(金)、JICA等が主催し、SATREPSの研究者とそれを活用して開発課題の解決をめざしたい関係者をつなぐ「科学と開発をつなぐブリッジ・ワークショップ」が開催される予定で、SHIPも後援しています。

SDGsに関連する課題をビジネスで解決することをめざすとき、日本の科学技術研究成果と民間企業のノウハウを掛け合わせるのは非常に有効です。SHIPコミュニティの皆さんにも、ぜひこのワークショップにご参加頂ければと思い、ご案内差し上げます。

【科学と開発をつなぐブリッジ・ワークショップ】
日時:7月26日(金)9:00-17:30
会場:JICA市ヶ谷ビル 国際会議場(東京都新宿区市谷本村町10-5)

主催:JICA、JST(科学技術振興機構)、AMED(日本医療研究開発機構)

※申込方法など詳細は以下をご参照下さい。
> https://www.jica.go.jp/activities/schemes/science/ku57pq00000nj47l-att/20190617.pdf 

 

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 【From JIN】 News 2

  JST主催「STI  for SDGsアワード」募集 !

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前回のニュースレターの【SDGs X ビジネス最新情報】でもご紹介した「STI  for SDGs」。JSTが主催する「STI  for SDGsアワード」は、科学技術イノベーション(Science, Technology and Innovation)を用いて社会課題を解決し、SDGsの達成をめざす優れた取り組みを表彰する、今年初めて設けられたアワードです。 

募集対象は、民間企業、地方自治体、大学、高等専門学校、高等学校、中学校、NPO、自治会、市民ネットワーク等で、応募〆切は [8月30日(金)17:00] です。

 

※応募方法などの詳細は以下をご参照下さい。
> https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/sdgs-award/2019/

2019.6.15 SHIPニュースレター [Vol.14] STI for SDGsとは?そして、民間セクターの役割

SHIPニュースレター[Vol.14] をお届けします。今回は、科学技術イノベーション(STI)とSDGsの関係について、6~7月のSDGsビジネスプログラム【導入編】とTICAD7関連のセミナーのご案内などをお送りします。ぜひご覧下さい。

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■ CONTENTS ■ ===========================================
【SDGs X ビジネス最新情報】
  STI for SDGsとは?そして、民間セクターの役割
【SHIPプログラムご案内】
    6/20(木)& 7/25(木)開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】
【From UNDP】
  全国5都市にて開催中! 
    TICAD7 アフリカビジネス SDGsセミナーのご案内  
【From SHIP Knowledge Partner】
  ボンで開催された「SDG Global Festival of Action」で、
   未来技術推進協会の「SDGsボードゲーム」がお披露目
 ………………………..………………………………………………………………………..

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 【SDGs X ビジネス最新情報】
   STI for SDGsとは?そして、民間セクターの役割
    ───────────────────────────────────────────□
STI for SDGsという言葉をご存じでしょうか? Science, Technology and Innovation for SDGs。日本語にすると「SDGs達成のための科学技術イノベーション」です。

SDGsは、様々なアクター(政府、民間セクター、NGO、一般市民など)が、様々な分野(環境、まちづくり、食糧など)でその達成をめざしていますが、「STI」はSDGs達成の手段として非常に重要で、大いに活用すべきだと位置づけられています。

STI for SDGsにおいては、”Science Supply”と、”Technology and Innovation Supply”の2つを活用し、各国がナショナル・イノベーション・システムを機能させてSDGsの需要に応えることが重要だとされています。そのなかでとくに民間セクターは、SDGsの需要に応えるための技術を生み出して製品を作り出す、またそれに必要なR&D、人材の育成・供給において重要な役割を果たすことが期待されていす。

国連におけるSDGs関連の重要な会議としては、9月の国連総会や7月のハイレベル政治フォーラムに次ぐ、そして唯一の個別テーマの会議として、この「STI Forum」が毎年5月か6月に開催されています。
 
5月14-15日に開催された今年のSTI Forumでは、日本が2日目の特別イベントの議長となり、科学技術振興機構(JST)の中村道治顧問をモデレーターに、世界銀行、バルバドス政府、ベルギーの民間研究機関とともに、豊田通商アフリカ事業開発部の鈴木氏と、総合科学技術・イノベーション会議の小谷委員(東北大学材料科学高等研究所長)が登壇し、SDGs達成に向けた「STIロードマップ」のあり方について議論がされました。
  
STIへのニーズが高く、とくに民間セクターが果たす役割が重要なSDGsとしてゴール3「健康と福祉」、2「飢餓の撲滅」、7「クリーンエネルギー」が挙げられています。日本は言うまでもなく、健康、食品、エネルギー分野における科学技術、そしてイノベーションの先進国です。STIという切り口での民間セクターを含む日本のSDGs達成への貢献が、今後ますます拡大することが期待されています。

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【SHIPプログラムご案内】
    6/20(木)& 7/25(木)開催!SDGsビジネスプログラム【導入編】
    ───────────────────────────────────────────□
SDGsが掲げる17のゴールを俯瞰的に理解し、様々な業界の参加者と議論しながら、SDGsとビジネスの接点を探る「SDGsビジネスプログラム【導入編】」。夕方からの2時間で、SDGsとビジネスの関係を理解し、ネットワークが拡がると毎回好評を得ています。まだご参加頂いていない方は、ぜひご検討下さい!

■ ⽇時 ■
 6月20日(木)19:00-21:30(18:45開場)
 7月25日(木)19:00-21:30(18:45開場)  
 ※各回、同じ内容です

■ 場所 ■
  31VENTURES Clip ニホンバシ
 中央区⽇本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル1階

■ 参加費 ■
 4,000円 +税

■ アジェンダ ■
 1.インプット (40分間)
 ・SDGs達成に向けたUNDPの民間連携策
 ・イノベーションとは?イノベーションを興すプロセス
 ・SDGsはなぜイノベーションの機会か?

 2.ワークショップ(80分間)
 ・SDGsの17ゴールと169ターゲットを俯瞰する
 ・SDGsから解くべき課題を抽出する
 ・課題を解決するビジネスソリューションを考える

 +ネットワーキング (30分間)軽食と飲み物を囲んで

 >お申込みはこちら http://ship.peatix.com

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 【From UNDP】
  全国5都市にて開催中! 
    TICAD7 アフリカビジネス SDGsセミナーのご案内  
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今年8月28~30日、横浜で「第7回アフリカ開発会議」(TICAD7)が開催されます。この会議では日・アフリカ間の貿易/投資促進が重要テーマのひとつとなっており、アフリカ各国から政府要人に加えて多数の民間企業が参加予定です
そしてこれに先駆けて、UNDP、JETRO、JICA主催による「TICAD7 アフリカビジネス SDGsセミナー」が、全国5つの都市にて開催されています。
「日本企業が21世紀を生き残る試金石」とも称されるアフリカ。広島の第1回セミナーでは、既にアフリカでビジネスを推進する企業の声を交えつつ、アフリカ市場の可能性と魅力を探るとともに、JETRO、JICA、UNDP の連携によるアフリカビジネス支援策をご紹介します。
各都市、及び周辺地域にお住いの方で、アフリカでのSDGsビジネスにご興味がある方、ぜひこの機会に参加をご検討下さい。

<TICAD7 アフリカビジネス SDGsセミナー(全5都市)概要>
第1回 広島市  : 6 月  3 日(月) ※イベント終了
第2回 名古屋市 : 6 月17 日(月) ※イベント終了
第3回 大分市  : 6 月18 日(火) ※イベント終了
第4回 岡山市  : 6 月22 日(土) ※イベント終了
第5回 仙台市  : 7 月25 日(木) ※イベント終了
 
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【From SHIP Knowledge Partner】
  ボンで開催された「SDG Global Festival of Action」で、
   未来技術推進協会の「SDGsボードゲーム」がお披露目
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5月2~4日にドイツのボンで開催された「SDG Global Festival of Action」。SDGs達成をめざす世界中の国際機関、政府、企業、NGOなどが集まり、それ 
れの活動を報告するとともに情報を交換する国連主催のイベントです。
今年はSDGsゲームコーナーが設けられ、SHIPのナレッジパートナーの「未来技術推進協会」が、同協会オリジナルの「SDGsボードゲーム」を初めて海外でお披露目しました。3日間で約100人がこのゲームを体験し、好評を博しました。
 
この「SDGsボードゲーム」は、すごろくの要領でコマを進めながら、世界各地を巡り、そこで出会うパートナーと協力しながらSDGsの達成をめざすもので、実例をもとにしたリアルな課題に取り組むことで、SDGs達成への具体的なステップの踏み方や、人との協業の大切さを学ぶことができる仕組みになっています。
 
日本からこのイベントに参加した同協会の6人の皆さんによると、各国から集まっ た人々と一緒にプレイし、具体的な課題について議論をすることで、まるで実際 にSDGs達成プロジェクトを進めているかのごとく、プレイヤー同士のディスカッションは白熱し、大いに盛り上がったとのことです。

 >SDGsボードゲームに関するお問い合わせはこちら