2018.4.10 「SATREPSプロジェクト成果を活用したSDGsビジネス化支援プログラム」始動!
2018-04-10
日本政府が2008年から実施している「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム」(SATREPS)。国際社会が共同で取り組むことが求められている課題の解決と科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術の獲得、これらを通じたイノベーションの創出を目的に、日本と開発途上国の研究者による様々な共同研究が進められてきました。
[SATREPSについて] www.jst.go.jp/global/about.html
SHIPでは、世界中の生の課題とニーズを抽出し、それを企業の技術・ノウハウで解決することを目指していますが、そこに日本が誇る科学技術成果を活用するのは有効だと考え、SATREPSの成果の民間セクターでの活用の促進を支援してきました。
2018年度、SATREPSの実施団体のひとつである科学技術振興機構(JST)が主体となり、SATREPSで得られた成果を民間企業のビジネスにつなげることによってSDGs達成を目指すプログラムが実施されることになりました(JINがこのプログラムのビジネス化支援業務を受託)。
3つのSATREPSプロジェクト成果を活用した、研究者と企業によるビジネスモデル化が4月17日から始動します!
[ビジネスモデル化が進められる3つのSATREPSプロジェクト]
「ベトナムおよびインドシナ諸国におけるバイオマスエネルギーの生産システム(植林・ 製造・利用)構築による多益性気候変動緩和策の研究」前田泰昭 大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 客員教授
「生物多様性保全のためのパーム油産業によるグリーン経済の推進プロジェクト」 (マレーシア)白井義人 九州工業大学大学院生命体工学研究科 教授)
「エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究」(チュニジア・モロッコ) 礒田博子 筑波大学生命環境系/北アフリカ研究センター 教授
[ビジネスモデル化プログラムに参加する18の企業] (JSTホームページ) http://www.jst.go.jp/global/pdf/satreps_sdgs2018.pdf
科学技術の研究成果を活用した、SDGsの達成につながるビジネスの実現にご期待下さい!