バングラデシュはガンジス川、ブラマプトラ川、メグナ川という世界的な国際河川の最下流に位置し、これらの河川やその支流、分流によって形成された平坦な沖積低地からなる低平地国です。その上、バングラデシュは熱帯モンスーン気候影響下にあり、雨期である6月から9月にかけては、年間降水量の約7 0%が降ります。この雨期に、平均すると毎年国土の約3割が水につかり、1 0 年に一度の洪水では国土の約4割が堪水するとされています。
そして、雨期の洪水による子どもたちは学校に通うことができず、最大で3ヶ月間教育が受けられない時があります。